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皆さんこんにちは!ここは絵描き兼DTMerのStackStorm(ともあし)がだらだらと絵をかいたり音楽を作ったりするサイトです。              日ごろは油絵かいてたりDJしてたりしてます。。 根っからのダンスミュージック好きで趣味は映画鑑賞とビートマニアです!
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みなさんはジェラール・ディマシオという画家を知っているだろうか?

フランスの幻想絵画といわれるジャンルの画家で、世界最大級といわれる油絵9m×27m(しかも超リアル)を3年がかりで描き上げた人である。
ほとんどの方は知らないと思われるが、知っている方は20年前を思い出すのではないだろうか?

ディマシオという画家の展覧会が日本で始めて開かれたのは1988のことであり、画風はダリのさらに上を行った様なまだ見たことの無い世界観であり、油彩とは思えぬほど細密に描かれた男女裸像や、極めて写実的な未知の世界を描いた大型の絵画は美術界に衝撃を与え、当時日本に多くの熱狂的ファンを生み出しました。

この時代はまだ自分はうまれておらず、母がこの展覧会へ行ってカタログを買ってきたのを中学生のころに見たのが彼との始めての出会いでした。
とてもリアルに、あるいはグロテスクに描かれているのにもかかわらず、なぜかその絵を美しいと感じました。
その絵にはグロテスクさと美しさが同居していたのです。

そのころの私はピカソやクレーのような絵が油絵なんだと考えており、その絵を中学生のころに見た私はとても深い衝撃を受け、いままで油絵というものに抱いていた概念といったものが覆されたような感じがしたのでした。

そのとき自分は思いました。なぜわけのわからないような絵のピカソやデュシャンが有名で、この人の絵はぜんぜん知られていないのであろうかと。確かに少し趣味は悪いかも知れないが、すばらしい個性を持っているのにと!。

その後ディマシオは日本でもけっこう有名となり、きたる1992-3年に第二回の展覧会を開催したのでありました。

しかしそれ以来この人の情報は音沙汰となり、インターネットではまた来てもらえるようにとファンサイトが立ったほどでした。

こうしてこの人の画集も発売されることは無く、二回行った展覧会の図録2冊のみとなってしまったのである。

自分も大好きだったので、こう音沙汰がなくなってしまったのはすごくさびしく感じ、もんもんとした日々をすごしていたのであった。。。

時は流れ、ある日新聞にこんな記事が載った。

「廃校舎を幻想絵画美術館に」と!!
自分はいつかディマシオの絵をフランスに見に行かなくてはならないなぁと思っていたのですが、
なんと北海道に太陽の森 ディマシオ美術館開館がオープンしたのです!!!!

自分の一番好きな西洋画家であったディマシオ(しかも芸大でも一般認知されてない)の美術館が
しかも日本にできるなんて!! これはまさに夢のような気分でした!!!

これで自分の一番好きな画家はディマシオです!と気後れ無く言うことが出来るのですね!!感動です!!
本当にこの美術館をたてる計画をしてくれた方々に感謝の言葉を述べたいです。!!
皆さんもぜひ行ってみてください! 絵画の世界観が変わりますよ!!。

いこう!北海道!!!これからは北海道の時代やで!!!
ついでに八つ裂き!!ハードコア光輪!! にもいってくるといいよ!!これで北海道満喫だねやったね!。

明日はついにHARDCORE TANO*Cの日ですね!! 自分は行けないんでPCの前でUSTでスタンバっとこうかと思います。。。
そしてTANO*Cライブ終わったら10時から俺がUSTでDJするんですね!26日はHARDCORE漬けの日ですね!!

TANO*Cライブを見終わった客層を全部ごっそりいただこうという計画なんやな・・・汚い手をつかうんやな・・・
(まぁ無理だとは思うがw)
ということで26日はHARDCORE漬けの日だ! よく覚えておくように!。

ディマシオ参考画像
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以下リンク

太陽の森 ディマシオ美術館開館
http://www.dimaccio-museum.jp/



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今日は美、芸術とはなんなのかということを考えたい。
自分が今の芸術界に抱いている思いを淡々と書いていこうと思う。

(自分は絵がメインなので音楽についてはよくわかない為そのへんはご了承いただきたい。)
                                  (まぁおんなじだろうが・・・)

まず、美とは何か? 

人はすばらしい絵を見ると美しいと感じる。すばらしい絵は飾りたいとも思うだろう。
だが、今の時代そういった絵画が評価されるとは限らない時代に来ている。

そういった起こりのはじまりがピカソ、マルセル・デュシャンの時代である。
この時代から絵を美しいものである必要性がないと考える画家がたくさん進出してきたのが背景にあります。
網膜の美術(見た目だけの美しさ)を20世紀以降美術としない考えが大いに名を馳せたのです。
そういった美術の固定観念をこなごなに砕いたことがこのとき認められ、この両者は世界的な芸術家として名を残すこととなった。
そしてこういったことを境に20世紀の美術は今まで先人が築いてきた美の歴史を砕くことによって大きく認められる時代となり、文字通りなんでもありの芸術世界へとはやがわりしていった。

こうして今の芸術界(現代アート界)は自分の作品を自分の哲学を説明するための説明図となっていったのである。
こうなった絵画はもはや一般庶民にはわかりえることの難しい、とても難題な代物であり、説明書きかなにかでもないとまったくわけのわからない、ごみと芸術スレスレといったようなものがあふれまわることになったのである。
こちら側の人間の自分でもよく理解のできない作品は多々あり、展覧会をみても結局なんだったのかよくわからない・・・なんてことも良くありました。

昔は自分のレベルが低いだけで、まだこういった作品のよさをわからないだけなのかと思っていましたが、1年がたった今はっきりということが出来ます。

それだけ自分の思いを伝えるのに遠回りな手段(絵画)を使うのだろうかと。
なぜそれほどまでして絵画である必要性があるのか?。
そんなに伝えたいなら文章で書けばいいんじゃないかと。

絵画の脆弱性としてそういった絵は見たときに伝わる部分はごく一部であるということがあります。
そんなことで製作者に主張したいことを絵にしたといってドヤ顔されても困ります。
それは単なる自己満足であるといえます。(反論はあると思います。)
絵画なんて自己満足であるというのも一理はあるとおもっています。

ただそんな一般の人にわからない絵を描いてどうするんだという思いが自分には強くあります。

作者の主張したいこと ≠ 美、美しさではないという今の時代のいきつく先が怖いのです。

     

           私は美しいと思える、人間の心を大切にしていきたい
           そんな絵画が描ければもう言うことはない。

そう思います。
これこそが自分の根源のテーマでもあるのではないかなと考えています。



絵とは色のカタマリである。
厳密に言うとただの色の置いてある紙であり、究極に言うと模様である。
たとえば油のシミにもおんなじことが言えるのかもしれない。
いくら油のシミでもきれいな形をしていればそれは美しいと感じさせることが出来るのかもしれない。

なぜ人は油のシミに美しいといった感情を抱くのだろうか?。

現代では自分の哲学を最も無駄なく短的に表現したものが評価される風潮がある。
こういった絵画が溢れるおかげで一般の人々には
・面白くない絵画
・説明図だけ見せつけられているような気分
・ましてやもう一度みたいとはまんざら思わない
と思うようなものばかりになっているような感じがする。

そしてこういった評価もかなり内輪的で閉鎖的であり、いまの普通の日本人は、日本の活躍している現代作家をどれほど知っていることだろうか?
ほとんど知らないのが現状ではないだろうか?


美しいと思える現象、  それは光ではないかと思う。
光があるからこそものが見え、色を識別することが出来、陰影を確認することが出来るのである。


        美しい絵画とは、美しい光をみていることと同じなのである。
        美しい絵画とは、美しい宝石をみていることと同じなのである。

いくら美しい絵でも真っ暗な闇の中にあれば人は美しいと認識することは出来ないだろう。
色のきらめき、輝きである。

宇宙が同じ光と影の世界によって表現されているとするなら、もしほかの惑星に生命体がいたとしても、
夜空を見上げて美しいと感じているだろうし、豊かな自然を見て美しいと感じているだろうし、
水面のきらめきを見て美しいと感じているはずである。



        美術、芸術とは全宇宙共通の言語ではないか?

文字とはそもそも絵が簡略的に表されて作られた記号のことである。
こういうことから考えても自分はそう思わずにはいられないのである。


絵も音楽も、どの人が見ても、あるいは聞いても思うことはほぼ同じである。
バッハの曲は全宇宙の誰が聞いても美を感じることであろう!。

では究極の美とはいったい何なのか?

それはすべての宇宙生命体が美(一番美しい光)を感じることのできるものである。
ということが出来ると思う。

最近の芸術家は空間を作り出すことには成功しているとは思うが、美を作り出すことには成功していないと思う。
印象に残るもの、それはやはり光の美しさであると思います。



しかし今のこの時代はアートバブルともよばれるかつてない時代であり、わけのわからない絵にありえない値がつくといったことも可能な時代が到来しています。
こういったシーンから、もはや芸術、アートとはゲームになりつつあるのです。

なぜこんなことになったのかというと、ひとえにグローバル経済と情報技術の発達であるということができると思います。
人々が平和になり、値上がりの期待される投資商品の対象としてみこまれたことにあると思う。
これにうまく乗って大もうけした人が村上隆であるといえるだろう。
フィギア自体にそんな価値があるのではない。そこへ概念を箔付けしていって価値を高めることに成功しているのである。この手法はピカソたちと同じである。

しかしこういった絵画がマネーゲームの駒につかわれていくのはなんだか違う感じがするのである。

こないだの大震災が来て本当に痛感しました。
こんな価値のついた代物でも こんな時何の役にも立たない。

すべては金持ちの道楽であると。



うだうだと書いてきましたが、結局は
自分の中にある美を描きたいという欲求。
これを大切にして作品を作っていこうと思います。
万人にわかりやすく、そして心に残る美しい作品を!。

文章力のない俺の文章を読んでくださった方ありがとうございました。
批判でもかまいません。なにかコメントがあればどうぞ書き込んでいってください。







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